心の音

心に浮かんだ言葉を書き残しています。時折、写真と共に。

帰省に対する複雑な気持ち

今日は本当にただ思ったこと。

 

私の故郷に秋に帰省する事になった。

ただ、私の家は特殊なので(過去記事を読めば分かる)

実家に宿泊どころか移動手段も自分たちで調達せねばならない。

わざわざ帰ってこなくて良いと言われているので、向こうとしては援助する必要は無い。

 

今回は旦那さんが3泊4日で帰ろうと言ってくれた。

しかし犬連れとなると宿に車の手配にとかなり額がかかるらしい。

旦那さんが小声でお金が結構かかると言っていたのが心苦しかった。

旦那さんは私から見たらかなり財布のひもが固いので、さらに申し訳なさを感じてしまう。

 

旦那さんの実家は帰省となると泊まらせてくれるし、交通費も援助してくれるし、駅から送迎までしてくれる。

旦那さんにとってはそれが普通だから、逆に何の援助も無い私の実家にどんな感情を抱いているだろうか。

正直いえば自分の地元に帰りたいと言い出しづらい。

私は地元は好きだ。

友達にも会いたいし自然が多くのんびりした雰囲気が気に入っていて帰りたいと思うことが多い。

たまたま実家がそこにあるだけなのだ。

 

けど、帰るのにお金がとてもかかる。

だから一人で帰ると言うんだけど、旦那さんにしたら違うみたい。

旦那さんは目的は実家に行くことじゃなくてあくまで観光だよと言ってくれる。

 

母は精神疾患があるので普通の人の価値観で生きていない。

義母がよく言う。

「お母さんも会いたがっているでしょう?」

「実家に泊まったりして欲しいんじゃない?」

というのは全て義母の思うことであって母は思っていない。

 

母は私にたまに会ってちょっとお茶をするぐらいでいいのだ。

嫁いでいようが県外に居ようが。

私もそれぐらいで良い。

長い間一緒に居ると必ず私を見下して話し始めるので鬱陶しいし疲れる。

実家ルールはうんざりするほど細かいので、旦那さんが泊まるなんて土台無理。

 

歩きながら歯磨きするし、排水溝の髪の毛は捨てない。

踵から歩くし食事中にトイレに立つ。

全て実家ルールでアウト。

これを守れない旦那さんが泊まるなんて母からしたら悪夢だ。

私も母ルールは完璧に守ることは出来ない。

絶対実家になんて泊まりたくない。

 

専業主婦で子どもも居ない私なんかにお金をかけてもらうのは申し訳ない。

そしてそんな実家に寄らせるのすら申し訳ない。

 

今回の帰省で改めて自分には帰る場所が無いことを痛感する。

それでも地元に帰って大好きな場所を巡れるのは素直に嬉しい。