夜に考え事は良くない。
出張から帰ってきた旦那さんが楽しそうに話をしてくれる。
それを一緒に盛り上がって聞いてあげられたら良いのに、寂しくてどんどん口数が減る。
私が居なくても楽しかったんだな、単身も行きそうね。
私は家族が一緒に過ごせないとして、そこに何の意味があるのだろうと考えてしまう。
人に残された時間は短い。
お金を稼ぐために家族と離れる、と言うのを理解することが難しい。
けれど私は養ってもらっている。
旦那さんが単身だってやりたい仕事で、行きたいなら止める義理は私には無い。
でも何処にわたしのこの気持ちを向けたら良いのだろう。
確かに結婚当初に自分は海外に行く仕事だと行っていた。
それでも結婚した私が耐えねばならない話なのだ。
けれど寂しい物は寂しい。
そんな嬉しそうに話さないで欲しい。
と思ってしまう私のわがまま。
寂しさを心に閉じ込めて、頑張って話を聞くわたし。
結構しんどいんだぜ。
夜に深く物事を考えるとろくな事が無い。
孤独、寂しさなど。
私はずっと孤独だったから、慣れていると思った。
けれど結婚して弱くなってしまったみたい。
それでも人は孤独から逃れることは出来ない。
頭では理解できている。
朝よ、早く迎えに来ておくれ。